悔し涙と試行錯誤の先に待っている景色|折り紙ドラゴン・宇宙工学の『ミウラ折り』と、3姉弟それぞれの挑戦

昨年は夫と同様にブログの更新を少しお休みしてしまっていた反省も込め、仕切り直しの意味も兼ねて、最近の我が家の子どもたちの近況をご報告したいと思います。

以前の工作記録をブログで探してみたら2021年頃とずいぶん前だったのですが、あれから数年が経った今も、我が家の子どもたちは相変わらず創作意欲が旺盛で、日々何かしら新しいものを生み出しております。

01. 長男(小2)の近況:4度目の正直のドラゴンと、悔し涙からの「レベル3」突破

まずは小学2年生の長男Sから。先日、気づいたら机の上にこんな作品が勝手に出来上がっていました。

折り紙で作った骨格パーツ
もはやホラー?!動画を見て作った立体パーツ
折り紙のドラゴン2頭
念願のドラゴン2頭!(左:母作レベル1 / 右:長男作レベル3)

左の写真の立体パーツは、たまたま目にした動画で面白そうだったから作ってみたのだとか。よくできている分、先のほうが尖っていて結構怖い迫力があります(こうなったら全身の骨格標本を折り紙で作ってみたらどうだろう?大変だろうけれどやりがいはありそうです)。

そして右の写真は、ついに完成した念願のドラゴン2頭です!
青いほうは長男に「作ってほしい」とせがまれ、書籍『折り紙ドラゴンズプレミアム』(山口真 著)を見ながら、私が4度目の挑戦でようやく作り上げたものです。本の中では一番最初の「レベル1」の作品なのですが、これでも正直かなり難しい……。ここに来るまで何度失敗してくしゃくしゃにしたことか(笑)。それでも「作ってあげたい・作りたい」という気持ちがやまず、やっとひとつ完成したときはかなり感動的でした。

長男も同じものを作ろうと何度も挑戦していたのですが、なかなかうまくいかず、放棄、放棄、また放棄……。手伝おうとしてもすでに前の段階で間違えていたり、「自分でやる!」と聞かなかったりで、悔しさのあまり怒り狂って地団太を踏むのでもうてんやわんやでした。どうしたものか……と思っていたら。

なんと、私が青のドラゴンを完成させたその晩のうちに、違うドラゴンをひとりで一気に完成させてしまったのです!しかも「レベル3」!見るからに構造の複雑さが違いますよね。いや〜参りました、お見事!これは完全に一本取られました。これを機に、さらなるレベルアップとチャレンジを続けてもらえたらと思います。

02. 次女(小4)の近況:15パーツの紫陽花と、宇宙工学の「ミウラ折り」

続いては小学4年生の次女Y。こちらも負けず劣らず創作の日々ですが、作るものが少し大人っぽく精緻になってきました。

折り紙で作った花のリースとアジサイ
根気の賜物たち(15パーツを組み合わせたアジサイほか)

花の作品は、書籍『折り紙でつくる四季と花のリース』(丸山信子 著)を見て作ったものです。部屋の机の上にはフィギュアケースに入れて綺麗に飾っています。アジサイは15パーツを組み合わせて貼り合わせているのですが、ひとつひとつ見ても可愛らしく、全体で見ても圧巻の美しさで、つい見とれてしまいます。

加えて最近、次女と長男の間で流行っているのが、細かく折り込んだ紙を4枚貼り合わせたり丸めたりする不可思議な構造物です。聞いてみると、どうやらこれは「ミウラ折り」というもののようです。

ミウラ折り(ミウラおり)とは、1970年に東京大学宇宙航空研究所(現・宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)の三浦公亮(現・東京大学名誉教授)が考案した折り畳み方である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

宇宙機の太陽電池パネルや観光地図、服のデザインなどにも利用されている幾何学的な折り畳み構造なのだそうです。そういえば昔、大学のゼミの先生に地図を折るときに教わった折り方も、もしかしたらこのことだったのかなぁと思い出しました。

以前、雑誌『子供の科学』の付録でハサミムシのペーパークラフトがありましたが、あの扇状に広がる後翅(後ろの羽)の折りたたみ方も本当に美しかったのを覚えています。こうした山折りと谷折りの幾何学的な組み合わせは、眺めているだけでも引き込まれますね。

ちなみに中学生の長女もこのミウラ折りをやってみたいと挑戦したのですが、細かくて作業が単調なのとであまり気が乗らず、下のふたりほど上手にはできませんでした。まぁ向き不向きもあるので、自分ができることを一生懸命やったらそれでいいですね(笑)。

1年越しの課題完遂と、お人形の「開眼」

大人顔負けの力作が続く一方で、次女は人形遊びや「人形の服作り」も続行中です。昨年、私の母が毛糸で次女と長男に人形を編んでくれたのですが、次女の人形にはあえて目を入れておらず、「自分で好きな目を入れてごらん」と渡してくれました。大喜びした次女が「ママ手伝って」と言ってきたので、そこでひとつ交換条件を出しました。

その頃ちょうど自宅で難しい問題集に挑戦していたため、「その問題集が最後まで終わったら手伝ってあげよう」と約束したのです。結果として1年かかりましたが、諦めずにやり終えて、先日晴れてお人形が「開眼」しました!本当によくがんばりました。

開眼前のミウラ折りに身を包んだお人形
開眼前:ミウラ折りに身を包んだお人形
開眼したお人形と手作りの服
1年越しの課題を終えて晴れて開眼!(服も次女の手作り)

ちなみに上の写真の服も彼女の手作りです。ボタンだけは付けてあげましたが、自分でちまちまと布を切ったり縫ったりしていました。いや〜、とにかく細かい。もう行けるところまでとことん行ってもらいたいですね。

03. 長女(中1)の近況:数学100点の奮闘と、成長途中のアンバランスさ

さて、最後に中学生になった長女Hですが……家に創作物が、ありません(笑)。中学に入ってからは家で工作をする時間があまりなく、強いて言うなら部活のときにたまたま描いた不思議な絵が、そのまま部のキャラクターになったことくらいでしょうか。

あとはひたすら日々勉強です。隙あらばスマホを触ったり、妹や弟とゲームをして遊んだりもしていますが、なんせ課題が多いのでそればかりもしていられません。ただ、普段の課題自体が創作意欲を刺激するようなものも多く、社会のレポートを出すにもデザインを考えたり、家庭科の宿題で料理をしたりと、それなりに創作欲は満たされているようです。そのなかで、定期テストや実力テストの数学で100点を何度かたたき出し、苦労しながらも楽しんで取り組んでいる様子はとても頼もしく、これまた行けるところまで行ってほしいものです。

でも先日は、合宿の準備で「何を持って行ったらいいかわからん!」と固まって泣き出してしまい、まだそういう不器用で幼い一面もあるのだなぁと痛感しました。小2の運動会でダンスを放棄したり、ホテルのビュッフェで泣いたりした頃のことを思い起こしますが、全面的にではないにしても、まだまだサポートは必要そうです。

04. 泣いて、怒って、放り出して、それでもまた挑戦するプロセス

勉強でも創作でも、目標や「やりたいこと」があるというのはやはり素晴らしいことだと思います。

PROCESS 01 // 思い通りにいかない葛藤と試行錯誤
目標に向けて失敗を重ねては工夫し、時には人に相談したり思い悩んだり。うまくいかなくて泣いたり、怒ったり、一度は放り出してしまったり。それでも少し時間を置いてまた挑戦してみるのは、とても根気がいることです。
PROCESS 02 // 壁を乗り越えた先に見える「次の次元」
自分の手で壁を乗り越えると、そこにはものすごい感動が待っていて、また違う景色が見えてきて次の次元に進みたくなる。そうこうする間に、自分自身が確実に成長しています。

子どもたちのこれからの成長も楽しみですが、私自身も常に新しい何かに挑戦して、日々発見や感動をし続けていきたいですね。

PHILOSOPHY & LIBRARY // ENGINEERING & ROBOTICS LAB

試行錯誤(エラーと再挑戦)を肯定し、自走する力を育てる

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