「ててごサウルス」から第二次折り紙ブーム、光が差し込むお城まで|わが家の姉妹が繰り広げる自由な創作ワールドと日常の小さな発見

子どもたちが日々の中で生み出す「創作の世界」は、時に大人の想像をはるかに超えていきます。
自分の手をかたどって新しい恐竜を発明したり、お人形のお城に恐竜を住まわせたり、悔し涙を流しながら折り紙に挑み続けたり——。今回は、わが家の長女と次女が繰り広げてきた「自由な創作ブームの記録」と、部屋の片付け中にふと出会った美しい光の瞬間を5つのエピソードで振り返ります。

01. 創作恐竜「ててごサウルス」と謎のキングギドラ研究

ある日、長女が自分の手をかたどり、何を始めたかと思ったら、恐竜の絵を描いていました。
名付けて、創作恐竜「ててごサウルス」。手の指を背中の板に見立てたのもおもしろいし、かつ「ステゴサウルス」をもじってつくったのもなかなかユーモラスです。

長女が描いた恐竜
▲ 長女が描いた創作恐竜「ててごサウルス」と仲間たち

「ティレッX」という書き方が子どもらしいのですが(笑)、よく見ると、なぜかキングギドラの絵がある……。なぜ???
長女は恐竜には結構興味があるようだけど、怪獣もウルトラマンもあまり好きではなく、テレビで見ることもないのですが……。それでいて頭が3つあるところや、アンキロサウルスのしっぽといい、ちゃんと特徴をとらえています。さてはひそかにYouTubeで研究しているのか……? まったく謎です。
このくらいの絵なら微笑ましいくらいですが、一体うちの恐竜ブームはいつまで続き、どこまでいくんだろう……(笑)。

02. メルヘンな恐竜ワールドと、3日間続いた「しろくまチーズタルト」

そんな長女の創作意欲は、休校中の毎日の中でも独特の進化を見せました。
ぬりえ、お人形さんごっこ、絵を描く、YouTube、プリパラを見る、……そして勉強。でも、そのどれにも当てはまらない世界観の表現が始まるのです。

表現1:メルヘンな恐竜ワールド
▲ 表現1:メルヘンな恐竜ワールド
表現2:大好きなすみっこぐらしの”しろくま“チーズタルト
▲ 表現2:大好きなすみっコぐらしの“しろくま”チーズタルト

1つ目は、なんとも不似合いな組み合わせ。小さい恐竜の人形をお人形用のベッドに寝かせたり、窓から出し入れしたりして遊んでいます……なかなか思いつきません。
2つ目は、単なる絵を描くわけではなく、お菓子のタルトにデコレーションしています(笑)。買い物に行った時にふと思いついたのか、デコペンと一緒に買い、帰ってきてもくもくと絵を描いていました。夜に帰ってきた妹に見せて一緒に食べるのが楽しかったようで、続くこと3日間……。飽きもせず描いては見せて食べています。「明日も買って」と言うのだろうか……?!

当時は休校が続き、「運動もろくにせず毎日こんなものばかり食べていたら太る一方だ……なんとかしなければ、でも仕事もあるし、学校も早く開けてほしいな」と親としては悩ましい時期でもありました。でも、みんなが我慢しているこらえ時。「こうなったら思う存分創作してもらい、こちらも子どもの世界観を楽しもう!」と気持ちを切り替えました。

03. 我が家の「第二次折り紙ブーム」到来!——悔し涙とあきらめの悪さ

長女が年中〜年長だったとき、家じゅう折り紙だらけというくらい作品であふれかえっていました(笑)。パーティーの時に飾る輪飾りも、毎日毎日飽きもせず、職人かのような手つきで切っては輪にしてつないでいき、家のあちこちの部屋の壁に飾ったものです。
そしてそれを「第一次折り紙ブーム」とするなら、その後やってきたのは「第二次折り紙ブーム」ですね。今度は次女が、明けても暮れても、保育園でも家でも、平日でも休日でも何かしら折って作っています。

我が家の第二次折り紙ブーム到来。大好きな鬼滅の刃のステッカーを貼っています。
▲ 第二次折り紙ブーム到来。大好きな鬼滅の刃のステッカーを貼っています
次女が大好きなバラ
▲ 次女が大好きなバラの折り紙

ひとつ折り方を覚えたら、家族中に配ってくれるほどサービス精神が旺盛です(散らかる一方なので、あとで回収して袋にまとめて入れるのですが……(笑))。

EPISODE 01 // 難関「ツル」への挑戦と悔し涙
そんな次女が一番苦戦していたのが「ツル」です。結構難しいみたいですね。途中までは丁寧に折っているのですが、最後の翼と尾、嘴(くちばし)がうまく折れなくて、ムカついて投げつけてきます(笑)。悔しくて泣くこともしばしば……。
EPISODE 02 // いい意味での「あきらめの悪さ」
でも、気づいたらまた折り紙を手にとって挑戦しています。いい意味であきらめが悪いです。悔しがりながらも自分の力でできるようになるまで挑み続ける姿に、「ガンバレ! ママはいつでも応援してるよ!」と心からエールを送りました。

04. 止まらない「兜(かぶと)」量産と、お人形たちの正体

その後も次女の折り紙ブームは止まらず……春には「兜(かぶと)」をたくさん作ってきました。
保育園で折ってきた大量の兜、そのまま袋行きにするのはかわいそうだったので、ちょっと遊んでみました。とりあえずその辺にあるお人形さんたちにかぶせてみたのですが……

兜をかぶった人形たち
▲ 次女が折った兜をかぶった人形たち

さて、このお人形たちの正体はわかりますか?(笑)
左上から、ゴロサンダー、ウルトラマンルーブ、ウルトラマンゼロ(ルナミラクルゼロ)、カネゴン、そして左下がラプンツェル、ロッツォ、メリダです。
ちなみに翌日、さらに兜が増えたのでした……(笑)。

05. 太陽の角度が見せてくれた、部屋の奥の「キラキラのおうち」

そんなふうに子どもたちの作品やおもちゃであふれる家の中で、ある日ハッとさせられる瞬間がありました。
部屋を片付けながらふと目をやると、なんとも美しいお家があるではありませんか!

光が差し込むキラキラのおうち1
▲ 光が差し込むキラキラのおうち1
光が差し込むキラキラのおうち2
▲ 光が差し込むキラキラのおうち2(星型の光と影)

普段子どもたちが遊んでいたお人形さんの家(お城?)が、実はこんなに素敵だったなんて知りませんでした……。
秋から冬になり、太陽の通る位置が低くなって部屋の奥にも光が差し込むようになってきたこの時期にしか見られない現象。星型の壁の穴はもちろん、星型の窓から漏れる光も本当に愛らしくて感動しました。子どもたちはこんなふうに見えることを知っていたのでしょうか……??

もともと私はこのお家が好きでした。上についているクルクル回すパーツを回すと優しい音色の音楽が流れて和むのですが、今回の発見でさらに大好きになりました。子どもたちにもこの瞬間を見せてあげたいなぁと思います。
(ただ、これはもともと「ここたまキャッスル」だったのですが、最近はとんとここたまちゃんを見ていません……。一体どこへ行ったのやら……(笑))

CREATIVITY & PERSEVERANCE // ENGINEERING & ROBOTICS LAB

自由な発想力と、「できるまで何度も挑むあきらめの悪さ」が未来の力になる。

自分の手を恐竜に見立てるユニークな視点も、悔し泣きしながら折り紙のツルに挑み続ける粘り強さも、すべては子どもたちが本来持っている素晴らしい探究心の表れです。当ラボで学ぶ生徒たちの成長の記録や、手を動かして試行錯誤できる実験・学習環境については以下よりご覧ください。