先日公園に行ったとき、四葉のクローバーを探していたら、目の前にこんな生き物がいました!
意外と羽がきれいでかわいらしいなぁ、などと思ってしまった一枚です。
図鑑で調べていくと、〇〇カゲロウというところで目が留まりました。
ただ、カゲロウだけでも種類がたくさんあり、肝心のしっぽのあたりがわからず、同定できませんでした。
インターネットで画像検索もしましたが、なかなかコレ!というのが見つからず…
noriに聞いたところ、Biome(バイオーム)というアプリを紹介してくれました。
写真と位置情報をアプリに送ると、それと思われる候補の生き物を確率の高い順から挙げてくれるんです。
これは素晴らしい!
それによると、この写真の生き物は…
ガガンボ
というようです。
でもこのガガンボ、wikiで調べると、
日本各地で様々な地方名があり、成虫に対してはカトンボ、アシナガトンボ、カゲロウ、ショウジハリなど、幼虫に対してはイネノネキリムシなどと呼ばれることもある。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用(2021年6月21日 (日) 13:55)
えぇっ!!!
カトンボとアシナガトンボとカゲロウとガガンボがいっしょって?!
わけがわかりません…これはまたもう少し調べていく必要があるようです…。
ただ、カの種類でも血は吸わないとあったので安心ですね。
幼虫なんかはイネを食べたりするので害虫になっているみたいです…
でも「ガガンボ」だとわかるだけでもすごいことだと思いませんか?
昔からの図鑑を引っ張り出してきて調べるのではなく、
今や逆引きができてしまう。画像や位置情報から生き物の候補が挙がる。
データが蓄積されてきている現代ならではなのでしょう。
ビッグデータ万歳!!ですね。
そしてこのBiomeで、もうひとつ調べてみました。
鳴き声でこの辺にいるかな?と思って見てみたら、小さい!わかりますか?
これは本当におもしろい!小さな生き物でも世界が広がっていく気がします。
公式サイトにはこうありました。
現実世界(リアル)はゲームよりも面白い
出会った“いきもの”を集めて世界を冒険する
コレクションアプリ
リアルはゲームよりも面白い!!
まさに「事実は小説より奇なり」!!
最高の標語ですね!
また、最近のニュースにも紹介されています。
バイオームは、世界中の生物・環境をビッグデータ化し「生物多様性市場」を創り出す事を目指し、2017年に京都大学技術イノベーション事業化コース最優秀賞の受賞を経て、2017年5月に設立された京都大学発のスタートアップ企業。SDGs(Sustainable Development Goals。持続可能な開発目標)の社会的ニーズを背景に生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築し、情報収集ツールとしてBiomeを提供している。
TechCrunch :京大発スタートアップのバイオームがいきものコレクションアプリ「Biome」投稿数100万件突破記念イベント開催 、2021年4月12日更新 (最終閲覧日:2021年6月21日) https://jp.techcrunch.com/2021/04/12/biome-million-event/
京大が開発したんですね。素晴らしいと思います。
ARやVR、ビッグデータ、AI…
昔は想像できなかった、いや、想像したとしても夢でしかなかったものが、現実に使える時代になってきたんですね。楽しみとしてだけではなく、医療や介護、災害や生活など、様々な場面で当たり前のようになってきています。
使う側としてはもちろんですが、作る側でもいたいと思うのは、私の欲でしょうか…(笑)