学びを止めないオンライン授業<3. 実践編>

 

英語のオンライン授業をしてみました。

授業中に開いたのは、教科書とワークとノートだけです。電子黒板には教科書のページがドンとアップで表示されているので、今見て説明しているものは、画面の切り替えをその都度マメにすればわかります。

ただ、読んでいる場所をたどる私の指が見えないため、途中でどこを読んでいるかわからなくなる可能性もあるのかなと思いました。ソフトの使い方をもう少し調べてみます。おそらくマーカーくらいは引けるのではと思います。

リスニングの音は、大き過ぎたかもしれません。自分のスマホで受けてみたところ、音を最小にしても割と普通に聞こえていました。コンピュータの音を共有していたので、次は共有を外して音をマイクから拾ってみることにします。

それでも授業を行う上では特に問題もなく、通常通りできたのではないかと思います。

オンライン授業(3D Animation Production CompanyによるPixabayからの画像 )
オンライン授業

ひとつ問題があるとすれば、教室で課題に取り組んでいる最中のノート、あるいは宿題をやってきたときのノートを、こちらが見ることができないということです。見せてもらうには、生徒側でノートにカメラを向けてもらわなければならず、それは動作として面倒をかけるし、そこまで強要することもないと思います。授業では、その生徒がどういう間違い方をする傾向があるのか、あるいはわからなかった単語など、こちらとしてはある程度把握しながら問題を振ったり質問したりします。でもそれができないというのは、教師側が授業内での受け答えから生徒の力をより想像し、生徒側がより積極的に質問をしていく必要があるのではないかと感じました。

そして何より良いなぁと思った点は、その場にいないのに参加できている、その場にいる生徒の声が聞こえ、いない生徒の声も聞こえ、どちら側にもよい緊張感がある、ある意味授業を共有している「仲間」というような感覚が持てるということです。これは今はまだ実感としてはわかりにくいものかもしれませんが、今後どこかの時点で思い返したときに、実は自分は素晴らしいことを体験していたのではないかと思うにちがいないと感じました。「1対1」ではどうしても出てしまう甘えもなく、「ひとりではない」というような安心感、適度な刺激があることはやはり魅力的だと思います。

これは体感してみないとわからないと思います。

気になるようでしたら、体験もできますので、ぜひご連絡ください。