昨日は天啓公園に行ってきましたが、そのついでにか、noriがふと
「金剛座寺に行ってみようか」
と言い出し、誘われるがまま行ってみました。近くにそういうお寺があるというのは聞いたことはあったのですが、行ったのは初めてで…。
行って早々に見た札書きには、なんと!建立はあの藤原鎌足と書かれていました!(金剛座寺(天台菩提樹会)HPでは、あるいはその子、不比等とされていました!)藤原鎌足ってあの中臣鎌足ですよ!大化の改新の!藤原氏の祖ですよ!いや~、そんな歴史上の有名人がこんな身近に感じられるとは!一気にハイになりましたね。(しかもHPには、さらに開山は行基とありました。これまたビックリ!)
ん?でも、鰐口ってなんだ???と思いながら足を進めていくと、正門がありました。
古い山寺の情緒が感じられる雰囲気です。
そこにお坊さんが犬の散歩から帰ってきて(引き返してきてくれたのか)、
「ご朱印ですか?」
と声をかけてくれました。
「いえ、観光です」
と答えると、
「どうぞ中へお入りください、お茶を入れますので」
と勧めてくれました。
ありがたいお話なので、言われるまま本堂に上がらせてもらいました。
あまり良い写真が撮れませんでした…(泣)次の機会にまた挑戦したいと思います。
こんなかわいらしいお地蔵様がいたので、遠慮なくなでさせてもらいました♩長男もヨシヨシとなでていましたが、お地蔵様をヨシヨシするなんて、私自身初めてでした。なんともほんわかした気持ちになりました。
地元の方が描いた龍の絵があり、その迫力に、長男は
「かっくい~(カッコいい~)!」
と目をパチパチさせていました(笑)
多気町佐奈の三古寺巡り。名前は聞いたことのあるお寺だけども、まだ行ったことのないお寺。
近くなのでぜひ巡りたいですね。
そして本堂内には巨大な魚拓があったのですが、なんでも50年前の住職が釣り上げたコブダイのものでした!化け物!
お坊さんは本堂の隣に住んでいるとのことでしたが、いかにも寒そうな感じの建物で、そこで生活すること自体、修行そのものだよな~…などと思ってしまいました。お茶が温かく、おいしかったです。ありがとうございました。
本堂を出て、振り返って写真をパシャリ。
町内最古の建築物である本堂には、蛙股(かえるまたと言うらしい)の真ん中に藤原氏ゆかりの藤紋がありました!そして鰐口をググったら、ちょうどこの写真に載っているじゃないですか!あの、お賽銭箱の上にある、綱でゴーンっと鳴らすやつです。この現物は新しく作ったもので、前代のものは多気町指定文化財になっているとありました。
それにしても、鰐やら蛙やら、動物の名前が所々に使われているんですね。これを調べているときに初めて知りましたが、日本の社寺建築には多いそうです。また、蛙股で有名なのは、日光東照宮の眠り猫、というのも初めて知りました。いや~、奥深そうなので、ひとつひとつ撮りためていきたいですね。
ここから近長谷寺へは歩いて行けるとお坊さんは言っていたので、また行ってみたいと思います。
楽しいひと時でした!