ロボットプログラミング 〜ロボットアームによるブロックリレー〜

 

のSPIKE PRIMEを使ってプログラミングの授業をしています。

第一回はロボットアームを使ってブロックリレーを行いました。

まずはブロックを掴むアームをLEGOで組みました。
パーツの入れ替えがきくところでは、オリジナルの色に取り替えて組み立てる子もいました。
誰のアームか識別がつくのでいい工夫だと思います。

次にプログラムをヴィジュアルなコードで組みます。
scratchと似ていてコードがブロックになっているのでわかりやすいです。

さて、ちゃんと動くかどうか確認すると…動きました!
ボタンを押すと指が開き、もう一度押すと指が閉じるんです!
ここで「うぉおおおぉ〜!」という歓声が起こりました。
ホント、感動するんです。
自分が作ったものが自分の組んだプログラムで動いた瞬間って。

 

そしてブロックを運ぶという課題に挑戦。
まずは練習して操作に慣れます。

立てかけてあるブロックを掴み、立てて置く。
寝かせてあるブロックを掴み、寝かせて置く。
その応用として横に寝かせて積む。縦に積む。
一見なんでもない簡単そうな作業ですが、思っているより難しい…。

練習に練習を重ねて…ようやく積めました!

とびきりの笑顔ですね!

 

 

しばらくはロボットの操作に慣れるのに、着実にブロックを積む練習に励みました。集中と根気が必要です。

最終的には積む作業もグンと速くできるようになりました!

そして枠の中から枠の中へブロックを移動するという発展課題では、移動した後に次のブロックを枠内へ置きやすくするために枠を動かしてブロックをまとめるという工夫をしている子もいました。なかなか良いアイデアですね!

最後にしたチーム戦のリレーは盛り上がりました!ブロックを渡すときは一番緊張しましたね。
相手が掴みやすいように掴み、落ちないように確実に受け継いで運ぶ。
協調性も芽生えた良い課題でした!

 

ところで、このアームを動かしているのはプログラムです。ただプログラムといってもほとんど見本があります。
なのでそれ通りに組めば動きます。
動かないこともありますが、そうなるとどこかに問題があるのでそれを探す旅が始まります。
デバッグですね。
しばらくは自分で気づくよう待ちますが、私が見て回るので、大体はすぐに解決します。
原因はブロックの組み方やプログラムのブロックを書き間違えていることが多いですね。
大文字と小文字なんかは特に間違えやすいです。
自力で間違いに気づくようになると素晴らしいです。

 

でもコレって普段の問題を解く時もそうですよね。
授業では、答え合わせをして間違っていたらもう一度解き直しをしているのですが、
その時自力でもう一度解く子と、そこで集中力が切れて直しが一向に進まない子がいます。
もちろん人間なので、体調が悪い時や気が向かないときなどあります。
ただ、やるべき時にガガッと集中してその都度乗り越えていけると、
短期間のうちにものすごく学力が伸びます。

算数や国語だけでなく、こういった遊びの延長のようなもので訓練していけると楽しみながらできますね。
他の習い事でも波はありますが、低迷期はつきものです。
困難な時こそなんとか頑張って乗り切って次のステップに進んでいけるといいですね。

すべての挑戦者へ、想いを込めて。