「すぼむ」と「しぼむ」

 

長女の学校の国語の教科書で、「たんぽぽのちえ」というお話がありました。
宿題で音読が出ていて、さらに休校解除前は課題プリントがあり、その新出語句に

「すぼむ」

という言葉がありました。しかも

「しぼむ」

とは異なる。と書かれていました。
そもそもこの「すぼむ」という言葉の意味は、どういうものなのだろう?
気になった私は、娘の国語辞典で娘と一緒に引いてみました。

カタバミ、咲く。
カタバミ、咲く。

「すぼむ(窄む)」:→「つぼむ(窄む)」:

1.せまく、小さくなる。例)メガホンは、つぼんだほうを口にあてる。
2.さいた花がとじる。例)タンポポの花は夜になるとつぼむ。

参考:「すぼむ」ともいう。

「しぼむ(萎む・凋む)」:小さくなってちぢむ。いきおいがなくなってしおれる。
例)風船がしぼむ。かびんの花がしぼむ。

金田一京助『例解学習国語辞典』より引用(2019年、小学館)

ほおぉ~!なるほど。同じ意味でない、というのはそういうことだったのか~~~!
なので、「すぼむ」は花が閉じても枯れたわけではなく、「しぼむ」は枯れる、ということなんですね。
スッキリ~♪
これをちょうど家に咲いていたカタバミで表してみました。
毎日夜になるとすぼんで、朝になるとちゃんと咲かせてくれています!一目瞭然ですね(^^♪

カタバミ、すぼむ。
カタバミ、すぼむ。