学びを止めないオンライン授業<4. 比較編>

オンライン授業とは、インターネットを介していつでもどこでも受けられる授業のことです。インターネットにつながる環境さえあれば、端末はスマホでもタブレットでもPCでもよいわけです。黒板(当塾ではホワイトボード)の内容を表示するので、できるなら画面が大きいタブレットやPCが見やすくて目も疲れにくく理想的です。

オンライン授業の手段には、大きく分けて3つあります。

1.講師による一方向の授業が一斉配信される映像授業

2.双方向にやり取りができるLIVE配信授業

3.AIによる学習ツール

当塾で行っているのは2つ目の双方向のものです。

映像授業は1990年代の初め頃から行われていて、有名講師の授業を何度も繰り返し見ることができるため、予備校に遠くて通えない地方の大学受験生にとっては夢のようなツールだったと思います。地方の塾でもその授業を仲介することで集客効果が出ていたことでしょう。電子黒板が入手しやすくなった現在、映像授業は各教材会社でも作られるようになり、手元にある教材について講師が映像で解説してくれるようにまでなりました。ただ、授業中に生じた疑問や日頃の疑問などをぶつける先がなく、よほど力のある生徒なら自力で消化できるかもしれませんが、大多数は授業内容を理解できずに消化不良でいるか、あるいは理解したつもりで過ごしているのではないでしょうか。都合がつけば塾の先生に聞くこともできるでしょうが、普段からあまりコミュニケーションが取れていないと、聞きづらいところがあるかもしれません。また1対多数でいつでも見られるため、緊張感がなく、「見ているだけ」ということもあるでしょう。

これに対し、LIVE配信授業は双方向でのやり取りができるので、講師が生徒に問題を振ったり、生徒が質問したりと、活発な授業ができます。授業時間が決まっているので、いつでも参加というわけにはいきませんが、決まった学習時間を持て、自分以外の生徒も参加しているため、ある程度の緊張感や刺激が得られます。場所は選ばないので、インターネットさえできる環境なら、自宅でも出先でも、あるいは災害時には避難場所などでも参加ができます。そして受け答えの様子から生徒の理解度がわかり、講師は生徒のレベルや力量に合わせて声がけをしたり課題を出したりすることができます。何より授業を受けているのが「ひとりではない」ということが、甘えを許さず、かつ生徒同士のつながりにもなり、コミュニケーションが希薄になりやすいオンライン授業でも、心細さというものが感じられません。

つながる授業(Gordon JohnsonによるPixabayからの画像)
つながる授業

もし大人数にLIVE配信をし、発言を生徒側にも許してしまったら、授業が成り立たなくなってしまうかもしれませんが、当塾は少人数です。多くても12人しか入りません。ほどよい議論ができるくらいの活発さなら、ひとりよりも楽しく、より効果的な授業になるのではないでしょうか。

またAIによる学習ツールは、学習データを蓄積・分析し、そこから現状の問題点を提示したり、レベルに合った問題を選出したりします。人間が行うより効率的かつ正確で客観的なため、学習支援だけでなく就職支援に使われたりもしています。また言語学習においても、生徒側の発音が認識されるため、学力の向上や習得にはある程度の効果が期待できるとされています。

ただ、やはりAIなので、思考に関する記述問題の採点は2~3割が的確でなく、新しい大学共通テストで記述問題が見送られたのもAIによる採点には限界があるためという理由からです。となると、思考を鍛える普段の授業をAIが担うのはやはり難しいのではないかという見解になります。

 

LIVE配信授業の課題は宿題の進度状況の確認ですね。生徒に顔を出してもらう機会を設け、宿題をその時に出してもらうよう工夫していけば、これまで通り子どもたちの学力の再確認や細かな指導がしていけると思います。具体的な仕組みを早急に考えます。

これまで4回に分けてシリーズ配信してきましたが、コロナウィルスの一刻も早い収束を改めて願い、第4弾をもって一度終了とさせていただきます。読んでいただきありがとうございました。

また今後も単発で発信していきたいと思いますのでよろしくお願いします。